防音性の高い賃貸マンションやアパートを選ぶポイント|自分でできる防音対策方法も紹介

防音性の高い賃貸マンションやアパートを選ぶポイント

周囲の部屋から聞こえる音や、外からの騒音が気になると、それは日常的に強いストレスになります。音を人一倍気にするタイプの人は、住む物件もやはり防音性の高い物件にしたいところです。では、後になって後悔しないためにも、防音性の高いマンション・アパートはどのような点を重視して選べば良いのでしょうか。

今回は、防音性の高い賃貸物件の選び方についてご紹介していきます。

防音性は建築構造の違いが大きい

物件の防音性は、建築の構造によってそもそも異なってきます。まずは防音性の高い順に、建築構造をそれぞれ解説していきます。防音性の高いマンション・アパートを選ぶときには、この建築構造に注目していきましょう。

1位:鉄筋コンクリート(RC造・SRC造)構造

最も防音性の高い建築構造は、鉄筋コンクリート(RC造・SRC造)構造です。鉄筋コンクリート造の物件は、壁の密度が高く、音を遮るのには最適の構造をしています。ただし、防音性が高いとはいっても、完璧なものではないことは留意しておきましょう。鉄筋コンクリートでも、大きな音や近くの音は音漏れします。

2位:鉄骨構造

次に防音性に優れているのは、鉄骨構造の建物です。鉄骨構造は、建物の骨組みだけを鉄骨にしています。これに対して鉄筋コンクリート構造の建物は、壁や柱にもコンクリートが含まれているため、鉄骨構造は防音性においては劣ります。特に、その中でも「軽量鉄骨」の物件は、コストが抑えられている分、防音性はさらに下がるため気をつけましょう。

3位:木造構造

木造構造の物件は、これらの建築構造の中で防音性は最も低いです。木材は通気性が良く、音がよく通ることで知られています。そのため木造のアパート・マンションにはあまり防音性の高さは期待できません。壁が薄いことも防音性が低い理由の一つです。

防音性の高い部屋を選ぼう

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建築構造をチェックすることは物件の防音性を知るうえで大事なことですが、構造はあくまで物差しの一つです。防音性の高い部屋を選ぶときには、以下の4つのポイントを重視するようにしましょう。

角部屋がおすすめ

部屋は角部屋がおすすめです。角部屋とは、部屋が並んでいる中で最も端に位置する部屋のことを言います。 角部屋は隣接する部屋が一つになります。両隣に部屋があるわけではなくなるため、音漏れなどのトラブルが起きる可能性が低くなります。ただ、角部屋を選んでおけば必ずしも防音性に安心が持てるというわけではありません。例えば大通りに面した角部屋は、外からの騒音に悩まされることもありがちなので気をつけましょう。

子どもなど足音を気にするなら1階・他人の足音が気になるなら最上階

小さな子どものいる家庭は、1階を選んでおくと、子どもの足音が響いて階下の部屋に迷惑をかけることもなくなります。子どもの足音は意外と響くものです。また、上の階の人の足音を気にする人は、最上階を選んでおくと良いでしょう。最上階なら上から足音は聞こえませんし、よほど足音のうるさい人でない限り隣から足音が聞こえるようなこともありません。

隣接する部屋の間取りもチェックする

部屋の間取りをチェックするときは、自分の部屋だけでなく隣の部屋の間取りも見ておきましょう。

例えばリビングや書斎、寝室など、自分がよくいる部屋が、間取り的に隣の風呂やトイレと隣接していると、生活音がかなり聞こえてくる場合があります。ですが、あらかじめ隣の間取りを調べておけば、日常的にどんな音が聞こえてくるのか、どんな音に悩まされる可能性があるのかなど、ある程度イメージもできます。

楽器などを弾く場合は楽器可か防音室ありの物件を選ぼう

楽器などを弾く場合は、楽器可の物件、もしくは防音室ありの物件を選ぶことが望ましいです。音大生、音楽を仕事にしている人、趣味が音楽の人などのために、防音室が設置されている物件も中にはあります。楽器可、もしくは防音室ありの物件を選ぶと、音はかなり遮断されて騒音トラブル防止につながります。

内見時に部屋の防音性をチェックするポイント

内見の際に、防音性を確かめる方法もあります。内見の際は、物件の雰囲気と合わせて、防音性についてもしっかりチェックしておきたいところです。防音性を確かめるときは、以下のポイントを参考にしてください。

周辺に幹線道路、駅、学校など音が騒がしいスポットがないか

普通の窓は防音性にほとんど期待ができません。近くににぎやかな場所があると、窓を閉めていても音はかなり漏れてきます。新幹線道路、駅、学校などには特に注意しましょう。普段は静かでも、特定の時間・時期になるとにぎやかになるような場所にも気をつけてください。それぞれの場所からどんな音が聞こえてくるのかを考え、我慢できる音なのかをイメージしてみましょう。

近隣住民の家族構成・ペットの有無

内見のときは、近隣の部屋、住宅の状況もよく見ておきましょう。
例えば、隣の部屋に小さな子どもがいるようなら、足音や夜泣きなどに悩まされる可能性があります。ペットの鳴き声も騒音トラブルの一つです。子どもがいる家は玄関先にベビーカーが置いてあったり、ペットを飼っている家は内見のときにも鳴き声が聞こえてきたりする場合があります。内見の際にはさり気なくチェックしておきましょう。

自分が家のいる時間帯に静かかどうか

そもそも自分が家にいる時間帯に静かかどうかも大事なポイントになります。昼間に仕事で外出しているなら、昼間に騒音が気になるのはほとんど関係ないでしょう。内見に行く時間は、なるべく自分が在宅している時間を狙って行くのがおすすめです。そのほうが実際に生活するときに聞こえる周囲の音を感じやすく、実際に入居したときのイメージもつかみやすいからです。

壁を軽くたたき響きを確認する

内見のときは、軽く壁をたたいてみましょう。音がもしほとんど反響しなければ、その物件は防音性に優れている可能性があります。しかし、逆に音が響くような感覚があれば、防音性には少々難ありの可能性が高いです。壁が薄く、音が漏れやすいのかもしれません。

木造アパートでも自分でできる防音対策

木造アパートは壁が薄く、音が伝わりやすいのが難点です。ですが木造アパートでも、自分でできる防音対策はたくさんあります。木造アパートに住んでいて周囲からの音が気になる人は、以下の方法で防音対策をしてみましょう。

防音シートを貼る

防音シートとは、音を遮断する仕組みを持つシートのことです。遮音シートとも呼ばれます。防音シート・遮音シートを購入し、壁や床に貼ってみましょう。これで完全に防音できるわけではありませんが、ある程度の音を遮ることは可能になります。

テレビを防音がするほうに置く

特定の方向からの音が気になるなら、その方向を背にした状態でテレビを置いてみましょう。テレビの音のおかげで、その方向から聞こえる音は気にならなくなります。

また、音は前に向かって発される仕組みとなっています。そのためテレビの音で隣の部屋などに迷惑をかける心配もありません。

背の高い家具などの配置換えを行う

本棚などの背の高い家具を設置すれば、それが防音効果につながることもあります。実質的に壁が二重になるため、音が遮断されるということです。音が気になる場所には大きな家具を置くなど、配置変えをして、音の気にならないレイアウトにしましょう。

床にカーペット、ラグ、マットなどを敷く

自分の足音や子どもの足音などで迷惑をかけることが気になるなら、床にはカーペット、ラグ、マットなどを敷くようにしましょう。そこまで大きくない足音なら、衝撃を吸収してくれるため、騒音トラブル防止につながります。

防音のカーテンにする

道路や線路、近くにある学校などから聞こえる騒音が悩みなら、カーテンも防音性の高いものに変えてみましょう。防音性に関して信頼できる質の良いカーテンを選べればそれに越したことはありませんが、厚手のカーテンなら、それだけでも防音効果には期待が持てます。

まとめ

近隣の部屋から聞こえる生活音や、外からの騒音などは、暮らしのトラブルにつながるものです。特に音を気にするタイプの人は、防音性の高い物件をしっかり厳選しておきたいところでしょう。防音性の高い物件を選ぶ際には、ぜひ建築構造や部屋の位置、外にあるものなどに注意を払い、自分自身がストレスなく生活できる部屋を見極めていってください。