二人暮らしの光熱費の目安|料金を安くする節約術とは

二人暮らしの光熱費の目安

カップルや友達同士など2人で住む場合、水道・電気・ガスの光熱費は平均的にいくらかかるものなのでしょうか。新生活を始める際は、毎月の生活費をあらかじめ計算しておくことが大切です。

そこで今回は、二人暮らしのときにかかる光熱費の目安を解説しながら、おすすめの節約術を紹介していきます。

二人暮らしの光熱・水道代の目安

総務省統計局が発表した、2019年の家計調査によれば、2人世帯の1ヶ月あたりの光熱・水道代の平均額は19,599円でした。内訳を見ると、電気代9,654円、ガス代4,488円、上下水道代4,098円となっています。

ただしこれはあくまで全国平均。寒い地域なら冬の光熱費は高くなる一方、夏は光熱費がさほどかかりませんし、暑い地域ならその逆になります。また、建物の断熱性や広さによっても異なりますし、ガスを利用しないオール電化の場合、内訳も当然変わります。特に水道代は、地域によって料金設定も異なります。

とはいえ、なるべくなら低く抑えたい光熱・水道代。つぎから、節約方法を見ていきましょう。

水道代を節約する方法

まずは、水道を節約するための方法を見ていきましょう。

洗濯

洗濯は、洗濯、すすぎと多くの水を使います。そのため、工夫次第で節約ができます。洗濯をするときの節約のポイントは以下のとおりです。

まとめて洗って洗濯の回数を減らす

二人暮らしの場合は、毎日洗うのではなく、なるべくある程度まとめて洗うのがおすすめです。実はキレイに洗濯するには、一度に洗う量が少なすぎても多すぎてもダメ。洗濯物同士がこすれることで汚れが落ちるので、最大容量の7〜8割程度で洗濯するのがベストと言われています。二人暮らしだと、それほど洗濯物も頻繁に出ないでしょうから、ある程度溜まってから洗濯するのがポイントです。洗濯回数が減れば、その分、使う水の量を抑えることができます。

節水コースを上手に利用。汚れ物は別洗いで

洗濯機の節水コースを使うのも、水の量を抑えるには効果的。もし、汚れがついた衣類がある場合は、汚れたところだけ部分洗いをしたり、あらかじめつけおきをしておけば、少ない水で洗う節水コースでもキレイに洗濯することができます。

料理・食器洗い

毎日の炊事も、節水のための工夫しどころがたくさん。ポイントを見ていきましょう。

シャワーに切り替える

もし蛇口がシャワーに切り替えられる場合、食器洗いの際にシャワーを利用すると節水につながります。シャワーは水が分散することで早く食器を洗い流せるだけでなく、少ない水の量でも水勢が強くなり、結果的に節水になります。

食器洗浄機を使う

食器洗浄機は、水を循環させながら洗浄するため、手洗いよりも水の使用量を抑えられます。物件に食器洗浄機がない場合、購入しなければなりませんが、節水できるだけでなく、食器洗いの手間も省けるため、特に共働きの場合は導入を検討するのもいいでしょう。

お風呂・シャワ ー

お風呂やシャワーも、工夫次第で節約できるポイントがあります。

シャワーをこまめに止める

シャワーは出しっぱなしにしないことをまず心がけましょう。シャワーは一般的に、1分で12リットルもの水が出るんです。そのため、こまめに止めて使うだけでも大きな節約に繋がります。

また、節水シャワーヘッドに交換することもオススメ。節水シャワーヘッドは、水に空気を混ぜるものや、細い吐出口になっているものなど、水勢を保ちながら水の使用量を抑えてくれます。また、持ち手に止水ボタンがついているものなら、こまめにシャワーを止めやすくなります。

シャワーヘッドの交換は簡単。使っているシャワーがどのメーカーかを確認した上で、適合するシャワーヘッドからお好みのものをホームセンター等で購入し、説明に従って取り付けるだけです。

残り湯を再利用する

お風呂の残り湯の再利用も節水につながります。浴槽に張った水は200~300リットル。脱衣室に洗濯機がある場合、残り湯を洗濯に使うことができます。洗濯機によっては、残り湯からの給水機能があるものや専用のポンプを搭載したものもあります。また、ホームセンターなどでは電動のポンプなども売られています。

光熱費を抑える

つぎに、電気代・ガス代を抑える方法を見ていきましょう。

空調の効率をアップさせる

工夫次第ですぐに効率アップできるのが、クーラーや暖房といった空調です。

熱い空気は空間の上に、冷たい空気は下に集まる性質を持っています。そのため、夏も冬も空気循環を良くすることで、空調の効率がグンとアップします。空気を循環させるためには、サーキュレーターを置くのがオススメ。扇風機でも代用になります。

また、部屋の断熱性能をアップさせることも、空調の効率アップにはかかせません。特に窓は家のなかでもいちばん温度変化の原因になる場所。もし窓がガラス1枚のタイプなら、断熱シールを貼ったり、簡易なものでも二重窓のようにすることで空調効率があがります。断熱性能のあるカーテンなどもオススメです。

照明をLEDに変える

照明をLEDに変えることも、電気代削減につながります。特に電球は大量の電気を使います。電球にはさまざまなサイズがあり、また明るさも異なるので、変える際にはもともとついていた電球のタイプを確認しておきましょう。照明を変えると部屋の雰囲気もガラッと変わりますよ。

まとめ

ちなみに二人暮らしの場合、水道光熱費の負担をどうやって分配するかもあらかじめ話しておくといいでしょう。

水道代や光熱費を抑えるには、コツコツとした小さな工夫の積み重ねが大事。ぜひ毎日の工夫で、お得な暮らしを実現して下さい。