一人暮らし・学生でも引っ越したら住民票は移すべき!移し方や移さないデメリットを説明

引っ越したら住民票は移すべき

つい面倒だからと、引っ越した後に「住民票を移していない」という人は多いのではないでしょうか。

特に学生の場合は、就職したら実家に戻る、別の場所に引っ越すなどの予定がある人も多いため、住民票を移すのを怠ってしまいがちです。しかし一時的な住所とはいえ、そこに住んでいるのなら、基本的に住民票は移さなければいけません。

そこで今回は、住民票の移し方や、実際に移さないとどんなデメリットがあるのかを解説していきたいと思います。

引っ越したのに住民票を移さないのは法律違反!

引っ越したのなら、住民票を引っ越し先に移すのは、立派な義務になります。これは学生でも一人暮らしでも同じで、基本的に例外はありません。このことは住民基本台帳法で以下のように定められています。

  • 転居日から14日以内に住民票は移さなければいけない
  • 正当な理由がなく届出をしない者は5万円以下の過料に処する

過料とは、わかりやすくいうと罰金、つまりは5万円以下の支払いのペナルティがあるということです。引っ越したにも関わらず住民票を移さないのは、法律違反になってしまうのです。

住民票を移さなくても違反にならない正当な理由がある?

しかし場合によっては、住民票を移さなくても良いこともあります。以下の2つに当てはまる人は、住民票を移さない正当な理由として認められるため、過料を科されることはありません。

  • 新住所に住むのが一時的(1年以内)であることがわかっている場合
  • 定期的に実家(住民票のある場所)に帰るなど、生活の拠点が変わらない場合

これら以外の場合は、基本的には正当な理由としては認められないことが多いです。面倒だった、よくわからなかった、知らなかったなどの言い訳は通用しないため、注意しましょう。

住民票を移さないことで起きるデメリット10

面倒に感じられがちな「住民票を移すこと」ですが、移さずに放置しておくと、どのようなデメリットが生じるのでしょうか。住民票を移さないままでいて困るシーンは、日常的に意外とあります。デメリットの内容を確認しておきましょう。

学生でも移さないことで起きるデメリット4つ

学生の場合、住民票を実家のままにしてしまっている人は多く見受けられます。しかしこれにはデメリットも多いため要注意です。特に以下の4つのデメリットには、悩まされることも頻繁にあるのではないでしょうか。

  1. 郵送物が実家に届くので、二度手間になる
  2. 運転免許の試験・更新が実家近くの会場になる
  3. 成人式の案内が実家に届く
  4. 選挙の案内が実家に届く

郵送物が実家に届いてしまうのは、毎回取りに行く手間もあり、とても大変です。健康保険などの重要書類の郵便も含まれるため、新しい保険証をしばらく受け取れないなどのデメリットにつながります。その他にも免許の更新が実家近く、成人式の案内が実家に届くなどの手間も生まれます。

また、選挙の案内も今暮らしている場所では受け取れないため、実家のある地域で不在者投票をする必要も出てきます。

移さないことで起きるデメリット6つ

学生以外でも、住民票を移さないことで大きなデメリットが生まれてきます。例えばデメリットとしては、以下の6つのことが挙げられます。

  1. 本人確認郵便を受け取れない可能性がある
  2. 住民票の写しなどの証明書類を発行できない
  3. 新住所の自治体が行っている行政サービスを受けられない
  4. 確定申告ができない
  5. 通勤手当や住宅手当が認められない可能性がある
  6. 社会保険料や住民税などの手続きが煩雑になる

住民票を移さないままでいると、今住んでいる住所を証明する書類は発行できなくなります。代表的な例でいえば住民票があります。また、本人確認郵便を受け取ることもできなくなる恐れがあります。身分証の住所との相違があるためです。また、住所は前の住所のままということになりますので、新住所の自治体が行っている行政サービス等は受けられなくなる可能性があります。いざという時に、役所などに助けてもらうことができなくなるかもしれないということです。それによって、社会保険料や住民税などの手続きが煩雑なものになってしまい、滞納を繰り返すきっかけになってしまうこと考えられます。

住民票の移し方

では実際に、新しい住所に引っ越した時は、住民票はどのように移せば良いのでしょうか。手続きの方法や手順、手続きの際に必要な持ち物、その他の注意点を確認しておきましょう。

引っ越し前と引っ越し後に役場に2回行く

役場には、引っ越す前と引っ越した後、合計2回出向く必要があります。

これは旧住所の市役所・区役所等で転出届を出さなければいけないからです。そのうえで新しい住所に今度は転入届を出しに行きます。

まずは先に、前の住所の役場に行き、転出届に必要事項を記入して窓口に提出します。転出届が受理されれば、「転出証明書」が発行されることになります。その証明書を今度は、引っ越した新しい住所の役場に持っていきます。新しい住所の役場に提出するのは、必要事項を記入した転入届と、先ほどの転出証明書です。

ちなみに何らかの事情があれば、引っ越した後に旧住所のホームページから転出証明書請求書をダウンロードし、郵送で手続きを取ることもできます。引っ越す前に役場に転出届を出せなかった時は、この方法で手続きを取るのも選択肢の一つです。ただ、一般的には窓口を直接訪れて手続きするのが基本となるため、やむを得ない事情がない限りは、直接窓口で手続きするようにしましょう。

同一市区町村で引っ越しする人は「転居届」で役場に1回でOK!

同一市町村で引っ越しをする場合は、転入・転出の届出が不要です。代わりに「転居届」を提出するかたちになるため、役場を訪れるのは1回のみとなります。引っ越したことで市町村が変わるかどうか目安に、手続き方法を間違えないようにしましょう。

手続に必要な持ち物

転居の手続きに必要なものは、以下の通りです。

  • 本人確認書類
  • 印鑑

同一市町村で引っ越しをした場合は、この2点を持参して役場で手続きをしましょう。

これに対して、転入の手続きの際には、少し必要なものが増えるため注意が必要です。転入の手続きの際には、以下のものを必ず持参して窓口に行きましょう。

  • 転出証明書
  • 本人確認書類
  • 転入する全員分のマイナンバーカード(もしくは通知カード)
  • 印鑑

転出証明書がなければ手続きはできないため、転出の手続きは忘れないようにしましょう。また、転入する全員分のマイナンバーカードも必要になるため、世帯主のみ持参とならないよう気をつけてください。マイナンバーカードを持っていなければ、用意するのは通知カードで問題ありません。

引っ越し日の前後2週間以内に行わないといけない!

これらの手続きは、引っ越しの前後2週間以内に行う必要があります。タイミングはいつでも良いというわけではないため、特に仕事をしている人はスケジュール管理に気をつけましょう。

転出届は、引っ越しをする2週間前から提出が可能となります。そして転入届は引っ越してきた2週間後までに出さなければいけません。

ただ、多少遅れたとしても、ペナルティはありません。忙しいなどの事情がある人は、少し遅くなっても、そこまで問題にはならないため、都合の良いタイミングで手続き自体は必ず済ませましょう。

役場が空いている時間にいけない時の対処方法

ちなみにどうしても役場に行けない場合は、どうすれば良いのでしょうか。仕事をしていて休みが取れないなど、役場に行く時間がない人には、以下のような対処方法がおすすめです。

郵送を使う

郵送を使う

先ほども触れた通り、郵送で手続きを行うことも可能です。どうしても忙しくて窓口を訪れることが難しい時は、郵送で手続きを行いましょう。ホームページからダウンロードできる転出届を印刷して郵送すれば、転出証明書が返送されてきます。

しかし郵送での手続きの場合、届くまでには1週間程度かかるため、早めに手続きしておきましょう。また、転入届は郵送では受け付けてもらえないため、転入の手続きの時だけはスケジュールを空けるようにしましょう。

先ほども触れた通り、郵送で手続きを行うことも可能です。どうしても忙しくて窓口を訪れることが難しい時は、郵送で手続きを行いましょう。ホームページからダウンロードできる転出届を印刷して郵送すれば、転出証明書が返送されてきます。

しかし郵送での手続きの場合、届くまでには1週間程度かかるため、早めに手続きしておきましょう。また、転入届は郵送では受け付けてもらえないため、転入の手続きの時だけはスケジュールを空けるようにしましょう。

家族など代理人にお願いする

家族などの代理人に手続きを頼むこともできます。代理人による手続きの場合は、以下の持ち物が必要になるため注意しましょう。

  • 転出届(転入届)
  • 委任状
  • 代理人の本人確認書類
  • 代理人の印鑑

自治体によっては、これ以外の持ち物が必要になる場合もあります。あらかじめホームページの案内を確認する、電話で問い合わせて持ち物を聞いておくなどのチェックは忘れないようにしましょう。

土日に空いている役場に行く

土日に窓口を開けている自治体もあります。仕事の都合などで平日に役場を訪れるのが難しい人は、自治体の土日対応について調べてみましょう。ホームページを見れば、受付時間などを確認することができます。土日に関しては隔週での受付だったり、受付時間が非常に短かったりなどのイレギュラーが多いため、あらかじめ受付時間はしっかりチェックしておきましょう。 また、平日の遅い時間帯に、夜間窓口を設けている自治体もあります。行けそうな時間帯を確認してみましょう。

まとめ

住民票を移さないままでいると、学生も学生でない人も、さまざまなデメリットを生じてきます。面倒だからと手続きを放置していると、過料の対象にもなるため、引っ越した後に住民票を前の住所のままにしている人は気をつけましょう。

住民票を移す手続き自体はとても簡単で、窓口が混んでいなければすぐに済みます。大事な手続きの一つですので、引っ越しの際は必ず忘れないようにしてください。