一人暮らしにガスコンロは必要か|種類についてと選び方のポイントを紹介

一人暮らしにガスコンロは必要か

一人暮らしをするとき、ガスコンロを買うべきかどうか悩む人も多いことでしょう。どの程度自炊をするかにもよって、必要性は変わってきます。また、もし必要となった場合、どんなガスコンロを買うべきか、間違った器具を設置して火災の原因となるのは避けたいですし、正直よくわからないという人は多いのではないでしょうか。 そこで今回は、一人暮らしにおけるガスコンロの必要性と注意点について解説するとともに、ガスコンロの種類や選び方についても紹介していきます。

一人暮らしにガスコンロは必要なのか

そもそも部屋を探していると、キッチンにガスコンロが設置されていない「 ガスコンロ可 」と表記のある物件が結構あります。もしガスコンロが設置されていない部屋でキッチンにガスコンロを設置する場所があり、家主さんが許可をしている場合は、賃貸でも自分でガスコンロを用意して設置してよいことになります。

ガスコンロが必要な場合

となると考えるのが、ガスコンロをそもそも使うのか、ということ。
ガスコンロが必要になるのは、まず何より料理をする場合です。焼き魚、炒め物、煮物等々、手動で火の通り具合を見ながら火力調節できるからこそ叶う料理があります。また、自分は料理しないと思っていても、コンロを使うシーンは結構あります。たとえば、カップ麺を食べるには沸かしたお湯が必要です。朝、カリカリに焼いたベーコンと目玉焼きが食べたい場合もコンロが必要です。

ガスコンロがいらない場合

部屋に生活感を出さない、自炊は一切しない、という人は、ガスコンロを用意しない、という選択もありえます。

電子レンジ、電気ケトル、ホットプレート…など、実際にガスコンロがなくても困らない調理家電や、代用できるアイテムはたくさんあるので、そういったものを利用する前提で、ガスコンロなしで暮らす、というのもアリです。

実はガスコンロを置かない場合、本来コンロを置くスペースにモノが置けるというメリットがあるんです。コンロのスペースがあるから、ガスコンロを用意しなくちゃ…と考える前に、そもそもコンロが必要なのかを考えてみるのもいいかもしれません。

ガスコンロの種類

コンロを購入するとなったら、次はコンロを選ばなければいけません。そのとき、注意したいのが「エネルギー源」のチェックです。

まず、ガスコンロの場合、都市ガスとプロパンガスで、設置できるコンロが違います。自分の部屋のガスがどちらなのかを確認してから、それにあったコンロを選ばないと、最悪の場合、事故につながります。

また、ガスを使わないIHコンロという選択肢もあります。電気を使うので、汚れにくく、火事も発生しにくいというメリットもあります。ただしIHコンロを置く場合、適した電気出力を確保できるコンセントがあるかどうかがポイントです。

ガス、IH…いずれにしても、自分で購入する場合は、どのタイプのコンロが設置できるのかを確かめておきましょう。不動産会社に確認するのが確実です。

ガスコンロの設置は業者に依頼

ガスコンロは、ホームセンターなどでも売られているので、自分で簡単に設置できると思いがちです。しかし、上記のようにきちんと自分の部屋に設置できるコンロなのかの確認や、ガス栓との接続などを確実に行うには、業者に頼むのがよいでしょう。

入居の際、ガスの開栓には、必ずガス会社の担当者が現場に立会い、ガス漏れがないかを確認します。コンロ選びや設置についても、入居前に相談しておき、開栓の際に設置してもらえるよう依頼してみるのがおすすめです。

ガスコンロの選び方のポイント

では、どんなコンロを選べばいいのでしょうか。選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

設置場所のサイズに合わせる

基本的に、ガスコンロのサイズはある程度決まっています。一般的に横60cm×奥行き55cmであれば二口コンロの設置が可能です。設置する場所のサイズを予め測った上で、コンロを探すのが安心です。

また、二口コンロの場合どちらかが強火力の設定になっているコンロが多いです。右か左か、設置可能なスペースの両サイドを比較し、 銀色の金属で覆われた防熱板がない解放側(または、 防熱板から遠い方)が「強火」になるコンロを選びたいところです。火元に壁が近いと表面が金属板で覆われていても、長時間煮炊きをしていると壁の中で炭化現象が起き、発火する恐れがあります。

ガスの種類によって選ぶ

前述のように、ガスの種類によって、選ぶべきガスコンロも変わってきます。まずは都市ガスかプロパンガスかを確認しましょう。

また、都市ガスでも、地域や会社によってガスの成分が微妙に異なります。コンロを賃貸で契約するガス会社から購入するなら問題はありませんが、ホームセンターやネットで購入するという場合は、自分の住む部屋のガスの種類に対応したものかどうか、必ず確認しましょう。

機能面で選ぶ

高性能なガスコンロには、さまざまな機能が搭載されています。たとえば魚焼きグリル付きのもの、天ぷらや炊飯など、調理内容によって自動で火加減を管理してくれるもの、など便利な機能を搭載した製品も数多くあります。

掃除のしやすさで選ぶ

ガスコンロにも、掃除がしやすい商品が増えています。たとえばIHのように天板トップがガラスやホーローのもの、五徳の形状や設置方法に工夫のあるもの…などです。より詳しく知りたい場合は、WEBサイトでガス機器メーカーの「ガステーブルコンロ(ビルトインではないガスコンロ)」商品紹介ページでチェックしてみましょう。

まとめ

たかがガスコンロ、されどガスコンロ。設置するかどうか、どんなものを設置するかで、暮らし方も変わります。せっかくの引っ越しの機会に、コンロを見比べてみるのも楽しいですよ。